「負けるが勝ちやで」、平さんから言われた言葉です。ギャンブル依存に借金などの問題を抱え、夫を見下して生きていた私は「負けはダメ、勝ったら偉い」と思っていたので平さんの言葉を聞いてアホくさと思いました。 しかしそんな考えと裏腹に、勝ち負けにこだわる人生は本当に上手くいきません。
ある時です、パチンコで1日に8万円負けたのです。しかも使ったお金は生活費。その日の晩に私はギャンブルのことを夫に打ち明けました。
もちろん怒られました。
ですが夫から「一緒に頑張ろう、やり直そう」と言われたのです。夫のことも夫の愛も全部を見下していた自分が助けられるのは恥ずかしくて負けた気分でした。
ですが、負けられたことで夫婦関係が変わりました。対等な夫婦として再スタートを切ることができたのです。
夫の愛を惜しみなく受け取ることは当時の私にとって恥ずかしくて負けたような感覚になりました。
ですが勝ち負けを越えた人生は愛が循環して楽です、生きやすいです、幸せでワイワイ楽しいものになっています。今晩も夫とテレビゲームを楽しみます、夫の愛には負けましたがゲームは負けないように頑張ります（笑）

（優木るなささん）

「自信が持てないんです」
5年前、勇気を出してそう打ち明けた私に、もし平さんが「あなたはそのままで大丈夫」って褒めてくれていたら、私はきっと嬉しくて泣いて、一瞬だけホッとしたと思うんです。
でも、実際に返ってきた言葉は、
「周りの人を褒めなさい」
……は？ 私が？ 今？ なんで私が他人を？ と、内心は大荒れでした。
それでも、素直というか真面目というか、やるだけやってみたんです。 日々、人のいいところを探し続けて伝えていたら、ある日ふと気づきました。
「この目で、自分のことも見てあげられるようになってる」と。
かつての私は、自信がほしくて、誰かの言葉を待ってばかりでした。
でも今の私は、他者だけでなく自分の愛を見つけられる目を手に入れました。
あのとき、もし平さんが私を褒めていたら、私は“一瞬だけ安心したつもり”で終わっていたかもしれません。
でもあの言葉がくれたのは、“一生モノの見方”でした。
それが、今のカウンセラーとしての土台になっています。

（朝陽みきさん）

「世界は敵だらけで、絶対に自分は愛されない」というのが当時の私の心情でした。
世界が敵だらけなら、対人関係は孤立無縁の戦争状態になります。その頃は対人関係が全くうまくいかず、八方塞がりの時に、平さんと出会いました。
当時一番悩んでいたのは一緒に住んでいた義母との関係です。義母とは本当に折り合いが悪くて、義母が嫌で嫌で絶対に許せないと思っていた時に、平さんからこう言われました。
「あなたが感じている、それは、愛し合えない苦しみです！」
愛し合えない苦しみ、つまり、愛し合えないからこそ感じている苦しみのことです。
ということは、私は本当は義母と愛し合いあいたかった、優しくしたかった、仲良くしたかった。でもそれができないからこそ、こんなにも苦しかったのだということ。
義母を愛し合いたかった。自分の中の愛に気づいた時に、本当に不思議なことですが、義母からの愛が入ってきて、私はそれまでの自分を許すことができました。
平さんのあの一言によって、私の世界は「世界は敵だらけ」から「愛のある世界」に変わりました。

（青井あずささん）

平さんから教わったことの中で、自分を変える大きなきっかけになったのは、 「人を責めている時ほど、自分のことをもっと強く責めている」という視点でした。
私はずっと「あの人が悪い」「絶対に許さない」と思いながら、 本当は「仲直りしたい」「分かり合いたい」という気持ちを押し殺して生きていました。怒りや悔しさに飲み込まれて、その優しい願いにフタをしていたんです。
今回の30日チャレンジのテーマは、まさに平さんが伝え続けてきてくれた言葉たち。この言葉たちのおかげで、私は自分責めの毎日から抜け出せた気がします。
自分を許せるようになると、自然と相手のことも責めなくなっていきました。そのとき初めて、他人との関係は自分との関係の写し鏡なんだと気づいたんです。
「愛を選ぶ生き方」とは、自分の本音に背を向けず、心の奥の願いを見つけて信じていくこと。 でもそれは、自分の幸せだけでなく、相手の幸せも同じように大切にすることでもあると思うんです。
気づけば今、たくさんの笑顔と、心のやわらかさに囲まれています。 私が変わったら、世界は本当に変わったのです。

（品田沙織さん）